2017.06.26 園長先生の日記

つばめ

年中さんが散歩の途中でつばめの巣を発見した。

巣は近くの屋内車庫の照明灯の上に作られていた。

次の散歩で鳴き声が聞こえたと言う。

さっそく見に行ってみた。たしかに照明灯の上に泥と枯れ草で固められた巣があった。懐かしい。

つばめが一羽、巣の中に顔をのぞかせたいた。反対側に尾が見えた。

失礼ながら写真を一枚と…近づくと飛び立った。

悪いことをしたな…親鳥だったのだ。きっと近くにもう一羽いるはずだ。

巣の中には雛鳥の姿は見えない。

やがて嘴を大きく開いてエサをねだる子つばめを見ることができるだろう。

最近、街中でつばめを見かけることが少なくなった。

阿賀の里に行くとつばめはたくさん飛んでいる。

街中では巣作りをする場所がなくなったからとも言われる。

車庫内のこの巣は貴重な存在だ。

もう一つ姿が見られなくなったものがいる。それはコウモリだ。夏の夕暮れになると煩わしいほどコウモリが飛び舞った。

子どもの頃、トンボ網を投げたら網にひっかかった。

羽を伸ばすと漫画と同じ顔があった。

離すと家の軒下に姿を消した。

今思うとこれも懐かしい。

夏の風物詩だった。