2018.11.03 園長先生の日記

Spider

園の玄関の扉の上方に大きなクモの巣が張られてある。しかも二つ。

人の背丈よりぐんと高いために壊れずに残ったのだ。
その真ん中に1.5cmほどと、少し小さいクモが鎮座している。
「もうこの時期だから取り払おうか」と言ったらきよはるおじさんが

「いや、この巣のお陰でだいぶ、蚊が捕らえられたはず、子どもが蚊に刺されるのを防いでくれた有り難いクモなんだから。」

そうなんだ…と大切に見守ることにした。

クモの巣と言うと思い出がある。

家の近くの薮の中にジョロウグモが巨大な網を張った。

見ているうちにクロアゲハがかかってしまった。

葉の陰からジョロウグモが顔を出した。アゲハは羽ばたくが逃れられない。

くもは近づいて来る。

あげはの羽をひっぱったが、糸はびくともしない。やむなく強く引くと羽の方がすこしちぎれたがどうにか脱出。アゲハは飛び去っていった。

クモの糸の強靭さにあらためて目を見張ったものだ。

スパイダーマンが手のひらからクモの糸を噴射して、ビルの谷間を飛び交うのも宜なるかなと思った。

園の玄関のクモも子どもたちの守り神としていつまでもがんばって欲しいと願うのでした。

(スマホで調べたらナガコガネグモのようでした♪)