2017.08.26
園長先生の日記
うぐいす
園からの帰路は湾岸道路を使うのですが、夕日の景色がすっかり変わってきました。夕焼けは美しく刷毛で撫でたようなすじ雲が金色に輝き始めたのです。
豪雨猛暑の夏でしたが確実に秋が巡ってきました。
話は古くなりますが、春のGW 5月3日の早朝のことです。「きよっきよっ」と小鳥のけたたましい鳴き声で目が覚めたのです。
「きよっ」はやがて「けきょ」にかわり、聞いているうちに「ほけきょ」となりました。ウグイスだったのです。
ウグイスが訪れたのは5年ぶりでした。
その日をスタートにしてウグイスは近隣を鳴き、跳びまわりました。時にはアンテナのてっぺんにとまり、私たちを見下ろして「けきょ」と鳴いていたのです。
それから1ヶ月後、ウグイスの姿が突然見えなくなり、鳴き声が聞こえなくなりました。
すっかり忘れてしまった8月14日の早朝。「けきょけきょ」のあの鳴き声をベッドの中で聞いたのです。戻ってきたのだ♪ と思ったきり、その後ウグイスはどこへ行ったのでしょう。見当たりません。
空耳だったのでしょうか。いや、そんなことはありません。
多忙な毎日の中で、ふと見たり聞いたり感じたりする自然との触れ合い。
なにかほっとします。私たちのオアシスです。
2学期が始まりました。
この夏休みお子さん方はどんな自然との触れ合いを体験したことでしょうか。